昭和42年3月鉄道撮影日記(3)

 前回掲載の平機関区から移動し列車を撮影しに行きました。
 これらの映像の原版は8mmフィルムカメラで撮影したものです。平成27年に実家の物置からフィルムが出てきたのでデジタイズを行いました。フィルムはカールが大きく、「ビネガーシンドローム(加水分解現象、すっぱい匂いがする)」も出ていました。大手のF社ではデジタイズを断られてしまいました。ネットで調べ、そのようなフィルムでも対応してくれるD社を見つけ、作業を依頼したところ、映像が蘇ったのです。作品は揺れが少なくなく、見づらいですが、デジタイズ時にはパーフォレーションの痛みなどからもっと揺れていたのを映像編集ソフトの手ブレ補正機能によりだいぶ抑えることが出来ました。
 音声は当時カセットテープに録音したものを同期させました。

昭和42年(1967年)3月26日

(途中、久之浜の波立海岸に寄りました。広々としたのどかな砂浜でした。現在はYouTubeの上荻野模型鉄道14に掲載したように変貌しています。)
(真ん中の弟です。)
(写真00606 波立海岸(久ノ浜~四ツ倉))
00606 波立海岸(久ノ浜~四ツ倉).jpg
(下の弟です。)
(写真00607 波立海岸(久ノ浜~四ツ倉))
00607 波立海岸(久ノ浜~四ツ倉).jpg
 次に北上し撮影に好適と思われるポールの無い所を苦心の末発見し待機していると、C62の牽く上り列車、D51の上り貨物、C62のみちのく下りが通り、まずまずの成果です。列車は8ミリで撮りました。
(動画4203-3 常磐線客レ通過)

(動画4203-4 客レ通過13両)

 平へ戻る途中C61の牽く列車を撮りました。
(動画4203-5 C61客レ通過)

(次回に続く)

以上

この記事へのコメント

  • ariga

    2番目の動画、急行みちのくだと思いますが、多分時速70kmを超えていますね。急客機C62の最もC62らしい走りっぷりです。毎日、十和田をはじめ多くの急行の先頭にC62が立ち、こういう走りをしていたと思うと今でもわくわくして来ます。こういう活躍ができた常磐のC62は幸せ者だったと思います。
    2018年08月18日 11:42
  • mits tosh

    コメントありがとうございます。
     速度も速かったし、連結も長かったのが常磐線の良いところでした。本当に今でもC62,C61,C60の列車の汽笛・ブラストそしてレールサウンドが聞こえ、煙とともに近づいてきて、凄まじい風圧と共に走り去る、その姿を想像するとドキドキします。また、その感動を今共有できる仲間がいるのは素晴らしい事です。
    2018年08月18日 18:14