昭和45年九州SL撮影旅行記(4)
九州SL撮影旅行記の5日目です。
尚、1日目から3日目までの記事に当時の切符の写真を追加しました。
3月27日(金)
朝7時頃起きて朝食はとらずに旅館を出た。あいにく雨が降っていた。しかし川端でC57レを待つうちにあがった。この川のところではC57が鉄橋を渡っているのをフェニックスを手前に入れて撮った。
(写真29)
すぐそばのホテルの前に並んだタクシーの一つにそこで一緒になった一人のファンと同乗して駅へ行き、予定通りのD(8:43発)に乗った。田野(9:10着)で降りまず門石方へ少し行って後追いの客レの発車を撮ろうとしたがそれはDレだった。ダイヤを検討した結果午前中は宮崎方、午後は門石方が有利と見て宮崎方へ歩いた。
ほどなく大きなカーブに出た。ころがりを一本撮ってから道に降りその切り通しの上からC57貸レが勾配を登って来るのを捉えた。煙は素晴らしかった。まあそれだけで申し分ないと言えばそうだが、どんよりと曇っていて遠景を望めないのは非常に残念だった。
(写真30)
その次は線路を歩いてさらに宮崎方へ行きそばの上を通っている砂利道の脇から撮ることにして待機した。先に貨レのころがりが来るはずであったが来なかった。土手に登る途中S2Aにフィルムの無いことに気づいた時、躓いてカメラを落としてしまった。幸い当たりどころは良く、巻き戻しノブ付近だった様で外見は大丈夫だった。オートコードをセットして下りレつまり煙を吐いてくるレを待った。
田野は付近のレール方向に対してま…