昭和45年九州SL撮影旅行記(13)
九州SL撮影旅行記の14日目です。
4月5日(日)
次の日はやはり列車は寝づらく7時には目を覚ました。京都には10時頃着。山陰線のDに乗って保津峡へ。保津の駅では荷物など預けられようもなかったので背負って歩いた。始めD51、そしてC57が上り下りした。下に峡谷下りの船を望みながら切ったシャッターは手応えが有った。
(写真138)
(写真139)
(写真140)
その後来る列車はDレばかりであったが、嵯峨の方へ行ってみたかったので歩くことにした。チョコレートを買いその時聞いた所によると4km位ということだったので行くことにした。登りは重かったが途中眼下に望まれた川の流れと谷、その中腹を走る鉄道を見た時来た甲斐があったと思った。しかしそこではD51の上りレが一本煙も無く通って行っただけだった。
(写真141)
すぐ頂上となり降りていくと京都の町はずれだった。そこから隨分距離があって参った。コーラを飲んだ店で鉄道の駅を聞いた所、バスが便利だと言うことだったのでそれを利用することにした。重い荷物で混んだバスに乗る。これほど苦しいこともザラにない。手はしびれる足は疲れるでさんざんだったが京都の市内はきれいだった。バスは初めて乗った整理券、車内放送がテレコのワンマンだった。
新幹線はこだま自由席でかなり混んでいたが米原辺りで座れた。それからは眠り込んでしまった。
昭和45年九州SL撮影旅行記<完>